仲 陽介さん
NEET株式会社 代表取締役
仲 陽介さんは、レンタルニートというビジネスを立ち上げ、プラモデル制作の代行なども行っている、ポジティブなニートビジネスを行っています。
NEET株式会社は、従業員ゼロ、取締役126人という会社で、企業に搾取されない生き方、働き方を目指しています。
工学部出身。
仲 陽介さんは昴宿
【インタビューの進め方】
10の質問をメールで送り、回答していただいています。
質問は原則として同じ内容です。
質問内容が同じであれば、モノの見方や考え方などの差異が明らかになると考えたためです。
メールで回答をいただいてから、後日写真撮影などをしながら、追加質問をして、インタビューの補足をしています。
まず、「ニート達で作るニート株式会社の設立メンバー募集!」というWebページの告知を見て参加したことから取締役の一員となりました。
企画者側からは2年目以降は参加メンバーから代表取締役を決めるという約束になっていたので、参加者全体の投票による選挙を行い、代取に選ばれました。(正確には、社長という肩書きは使っていませんが。)
「ニートの人を募集」という内容でメンバー集めをしていますが、参加者たちの方向性は決して一定ではなく、価値観の違いから争いが絶えませんでした。
僕自身は中立の立場をとっていたつもりが社内SNS上で内部メンバーから妨害工作を受けたり、嫌がらせを受けることもありました。
大金を得て嫉妬を買ったりしたわけでもないのに。
普通の会社では心配がないような事態も今までにいろいろ起こりました。
脱退するメンバーが株主としての権利を行使し、「ニート株式会社解散案」を提出して株主総会の議題で扱ったこともありました。
今では内部の法的な仕組みを改善し、同じ事態が再発しないように体制を変えています。
(※ニート株式会社は100人以上の参加者全員が取締役という極めて特殊な形式をとっています。)
仲間たちと集まることで、職や安定した収入がないことに関しての後ろめたさがなくなりました。
一般的な労働に馴染めず、日本社会のやりづらさを感じていることを互いに話しあう場合にも、厳しい意見で一蹴されることがなく、素直な気持ちを主張することが許される空間は居心地のいいものです。
また社名から、ネットで情報が広まりやすかったりと注目度が高いことを感じています。
「レンタルニート」を始めて街中で看板を掲げたときには、初日から「噂のニート株式会社の方ですか?」とWebメディアの方に声をかけられ、その場で軽く取材を受けたりもしました。
あまり変わっていませんが、SNS上などでより自分を表現する機会が増えたと思います。
元々の趣味であるプラモデル製作も、今では会社の事業として扱っているので、個人製作として遊びで作ったものに関しても良い宣伝材料になると思い、写真をtwitterなどで共有する場合が多いです。
twitterも元々の個人アカウントを続けて事業の宣伝にも使っており、仕事とプライベートの境目はあまり無いように思います。
タミヤの「ミニ四駆」。
昔、僕が子供の頃大ヒットしましたが大人になってから知識を身につけて改造をしてみるとより熱中できます。
スマホゲームなどでアナログなおもちゃ遊びが衰退する中、工作も学べるのでお子さんにも安心してオススメできます。
恋愛です。
工学部出身で女性との付き合いがあまりなく、女の人と接する機会が欲しい気持ちでいっぱいです。
好物はハンバーガーとケーキです。「食の欧米化が進む仲」と友人に言われています。
だいたい朝食は食べないので昼夜で1日2回。
背が高く、身体能力の高い人がいいです。
ウサイン・ボルトでしょうか。
今も同じですが、休みつつ負担にならない分だけ働くと思います。
お金は事務所を構えたり従業員を雇ったりと、事業資金に使います。
しかしそれは遊びに使える場所を兼ねたり、有能な人よりも遊べる人を優先するかもしれません。
大学時代からですね。
サークル活動などでもっといろいろな企画を立てたり、早い段階から個人事業をしたりすれば身近に仲間もいてよりよい経験になるんじゃないかと思います。