中嶋 汰朗 さん
株式会社SCOUTER 代表取締役
青学在学中に人材紹介業を起業。
VC等から第三者割当増資を受けたソーシャルヘッドハンティング事業「SCOUTER(スカウター)」を2016年4月にスタート。人材紹介業に新風を運んでいます。
ミュージシャンを目指していたこともあり、70年代から80年代のロックと車が趣味。愛車は中古で購入したBMW。
起業する前はロングヘアにティアドロップのサングラス、革ジャンというファッションで周囲から浮きまくっていたとか。
賢くスマートに生きているように見えて精神的には体育会系。
中嶋さんは、将来は自動車メーカーをつくりたい、という野望を胸にしていて、久しぶりに出会った逸材という印象です。
ソーシャルヘッドハンティング「SCOUTER」取材しました
https://platinum-marketing-management.blogspot.jp/2016/09/blog-post_27.html
中嶋汰朗さんは心宿
【インタビューの進め方】
10の質問をメールで送り、回答していただいています。
質問は原則として同じ内容です。
質問内容が同じであれば、モノの見方や考え方などの差異が明らかになると考えたためです。
メールで回答をいただいてから、後日写真撮影などをしながら、追加質問をして、インタビューの補足をしています。
青山学院3年の講義のひとつに「ベンチャー起業論」というものがあり、
偶然受講していた中で様々な起業家の事業やビジョンに触れ、
自分も人生かけた勝負がしたいと思い決意をしたことが直接的な要因です。
今も創業期も変わらず、思い描いた通りに物事が進まないことに対して、
自分が無力であることを思い知らされる瞬間はいつでも辛いですね。
もちろん売上が上がらないことや、資金が底をつきそうになったこと、
メンバーが辞めてしまうんじゃないかという不安、サービスが長期的に伸ばし続けるには?など、
寝れなくなるほど不安に駆られることは日常茶飯事です。
そんな苦しい局面を皆が打開しようと必死になっている時や、
そういった壁を乗り越えられた瞬間は、それまでのネガティブな思考や不安を一瞬にして吹き飛ばします。
自分たちが作ったサービスを通して、ユーザーの方々が実際に動いている様子や、いいサービスですね!と言われる瞬間は、
やはり何度経験しても心の底から嬉しいです。
寝ても覚めても頭の中は仕事で満たされているので、
逆に仕事のON/OFFをつけないことで自分の場合は楽になりました。
ただ時間のかかる趣味が難しくなったことで、空いた時間や仕事終わりの夜中を活用して、
思考を整理できる映画鑑賞やドライブをする機会は非常に増えました。
質問5
自分の部下に紹介したい、好きな作家・作品、映画、ゲーム、趣味など、なんでも結構ですので、好きなことやおすすめを教えてください。
好きな理由・おすすめの理由も添えてください。
ガンズ・アンド・ローゼズとの30年 (BURRN!叢書) | ||||
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自動車メーカーをつくることに今最も興味があります。子供の頃からF1やラリーが好きだったこと、
また自動運転や環境対応など世の中の大きな潮流がある中で、次世代の車メーカーを自分の手で人生かけてつくってみたい。
野菜をほとんど食べないのでとにかく肉と魚です。
健康に気を使った食事は一切せず、そのとき食べたいものを食べるようにしています。
食事は朝昼晩3食、間食はほとんどしません。
アイルトンセナ (F1レーサー) 史上最速のF1ドライバーとしてのみならず、常に自分の能力の限界を求め続け、
また人々に愛され続けられているセナにずっと憧れているから。
【BEST】アイルトン・セナ 追憶の英雄 [DVD] | ||||
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正直言うならば、休みを返上して1億円を自社に投資したいです。笑
どうしても休まなければならないとしたら、ロサンゼルス西海岸で1ヶ月なんでもない日常を過ごしながら、
次にどんなサービスや事業を作ろうか、晴天の下で考えたい。
基本的にポジティブな思考なので、あまり明確にやり直したいとは思わないのですが、
強いて言うならば起業したての頃に戻り、もっと勉強しもっと考えろと言いたい。
そのくらい今考えたら大したことない事に本気で悩んでいたからですね。
GAFAとは、Google、Amazon、Facebook、Appleの頭文字をつなげたもの。
「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」では、この4社が過去20年間、そして今後も、消費社会を作り変えていることを、豊富なデータを元に描き出しています。
著者は、ニューヨーク大学スターン経営大学院教授で、起業家としていくつもの会社を起こした経験のある人物。
翻訳は、渡会佳子さんという方で、原文のニュアンスをとてもうまく伝えてくれています。
翻訳者の読みにくさ、理解のしにくさは、まったく感じませんでした。
Amazon売り上げランキング13位というのも、日本語の読みやすさによる力が大きいのではないでしょうか。
前の投稿で取り上げた「「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書」で、アウトプットが大切、とあったので、今度はアウトプットの本を読もうと思って購入しました。
Amazonのランキングで1位だったので、まよわず買いました。
著者の樺沢紫苑さんは精神科医なので、心理学的な裏付けデータが随所に引用されていて、説得力があります。
そして、このような引用についても、信用される、説得力のあるアウトプットのテクニックの一つだと書いてあります。
つまり、「学びを結果に変えるアウトプット大全」そのものが、理想的なアウトプットになっているのです。
2浪して東大に入ったという現役東大生が、東大に入るためには?と考えて実践した、読書ノウハウをまとめたものです。
著者の西岡壱誠さんは、いわゆる進学校出身ではなく、おまけに入った高校でもビリのほうで、偏差値35だったと書かれています。
まさに「ドラゴン桜」を地でいく東大生、のようです。
昨年、作家の一田和樹さんとの飲み会の席で、一田さんが「日本人は識字率100%だといわれていますけど、実は文字が読めない人が増えているらしいんですよ」とおっしゃったことが、わたしのなかではずーっと気になっていました。
一田さんはサイバーセキュリティの視点から、識字率や長文を読む力が失われることによって、過激なタイトルやツイートだけがひとり歩きしたり、フェイクニュースに疑問を持たない人が増えているのではないか?という指摘をなさっていたように記憶しています。
クリックやリツイート、「いいね」は、内容を確認して行っているわけではなく、反射的に行っている可能性が高い、というわけです。
一応、大学で教えている立場として、とても気になるテーマです。
それ以来、たまに行く書店では、この手をテーマにした本を探していたのです。
「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」では、「東大にAIは合格できるか」をテーマにした、東ロボくんプロジェクトの経験から得た知見をもとに開発されたRST(Reading Skill Test)の結果が、第3章でくわしく解説されています。
衝撃でした。
本書は、歴史学者で、武家社会について研究なさっている笠谷和比古先生が、1990年代に著されたものです。
ひとくちで説明するなら、武家社会と、現代の日本企業との共通性に関する学術論文です。
学術論文なのでおもしろくないわけではなく、むしろ、歴史好きにとっては新しい視点を与えてくれる内容です。
「PRE-SUASION ープリ・スエージョンー:影響力と説得のための革命的瞬間」読了。
著者は、影響力の研究の大家であるロバート・チャルディーニ博士。
ロバート・チャルディーニ博士の顧客には、グーグル、マイクロソフト、コカ・コーラなど、グローバル企業が名を連ねています。
ロバート・チャルディーニ博士による影響力とは、販売促進のために使われている、様々な心理学的、行動学的、認知科学的なテクニックのことです。
本書では、顧客が財布を開きやすくなるためには、PRE-SUASION(プリ・スエージョン)、つまり下準備が重要であると書いています。
では、下準備とは?
脳科学者・中野信子さんの「シャーデンフロイデ 他人を引きずり下ろす快感」読了。
中野さんは今回で2冊目、最初に読んだのは「サイコパス」でした。
彼女の著作には、愛や信頼といった、一般には良いとされる感情をとりあげ、「それは本当に良いことなのか?」という問題定義がいつもあります。
絶対的な善と考えられるテーマに対して疑問を提示し、それを脳科学的に解説してくれます。
今回のテーマは、社会性や人間性、そして正義です。
これらのテーマは、日本人が世界のなかでも異色といっても良いほどの特性をもっており、さらにはその特性は遺伝子によって生まれつき決められている、というものでした。
生きづらい、息ができないと感じている人には、ぜひ手に取ってほしい内容です。
オランダ出身の歴史家でジャーナリストであるルトガー ・ブレグマン(Rutger Bregman)の「隷属なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」を読んでいます。
1988年生まれの著者による、21世紀の生き方みたいな内容?
まだ読了していないのですが、さすが歴史家というだけあって情報量がすごく多いので、ブックレビューというよりは覚書として、これから1章ずつ書いていきます。