これは、2011年8月10日にブログのほうで紹介した記事です。参照が多いようですので、こちらでも紹介します。
名前だけはよく知られている「JETRO」、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)、ですが、あんまり評判が良くないみたいですね。
昨日は、香港貿易発展局の方とご一緒していたのですが、たまたまそういう話になりました。
ですが、私に言わせれば、JETROくらい情報源として素晴らしいところはありません。しかもマーケティングセンスもかなりあると思います。
たとえば、テレビ番組「世界は今 ‐JETRO Global Eye」というインターネット放送局は、誰もが注目の国や地域をいち早く映像で紹介するものです。これを見て、中国にラスベガスみたいな街ができてるぅ~、と思ったのは私だけでしょうか。
また、彼らは情報サービス業なので、Webサイトに行くと、かなりの情報が国別に掲載されています。しかも法律が代わることが多い中国の速度にぴったりついていて、翻訳された情報としては、かなり早い段階で公開されます。
それに、職員の方にメールで質問などをすると、わかる範囲ではありますが、的確な返信が必ず届きます。
つまり、海外で事業を行う人や法人にとって、お役立ち情報が必ずあるのがJETROなのです。
使い勝手を間違えている人たちに、低い評価を下されているんではないか、とちょっと憤慨です。
JETRO活用術は、
1.とにかくWebサイトを見に行く
2.名刺交換したら、友達と思っていろいろ情報交換する
3.困ったときには相談する
に限ります。
わざわざお金をかけて進出先の市場調査をする前に、基本情報をJETROで確認してから、ピンポイントで調査を行うのが、賢い海外進出だと思います。
もちろんJETROの方も知らないことはたくさんあります。しかしJETROの役割を考えれば、それは仕方のないことと。あきらめも肝心です。